やまた幼稚園

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2017/09/14

Grape SEED導入から5年目

 現在4-5歳児のカリキュラムについては、主にGrape SEEDを採用している。開始する前に、自分たちでカリキュラムを開発することを検討したり、様々なものを比較検討してみた。その中で、導入のし易さと学習効果の点で秀でていたのがGrape SEEDであった。中学校で取り入れられているのが文法的なアプローチであるのに対し、対話を中心としたアプローチが用いられている。幼児期に言葉を覚えるのには、コミュニケーションを主体にしたアプローチの方が適していると思う。Grape SEEDは歌を多用するカリキュラムだが、その手法は尋常小学唱歌に通じるものを感じた。かつて東京帝国大学国語研究室の初代主任教授である上田萬年教授は、明治維新後の日本では地方ごとの言葉の隔たりが大きな中で標準語を確立しようと様々な取組みを主導したが、その取り組みの一つが尋常小学唱歌であった。

 導入にあたっては、仙台にあるめいせん幼稚園を当時の担任全員で視察に訪れた。せっかくなので秋保温泉の佐勘を訪れた。ここは、仙台で司法修習をしていた時に宿泊した記憶がある。仙台は住みやすい街だったので、懐かしかった。

 閑話休題。GrapeSEEDを導入してから5年目に入り、語彙を絞って繰り返しによって定着させる手法には、良い面もあれば限界があることもよく見えるようになった。その意味では、GrapeSEEDを手放しに賞賛するものではないし、子どもの発達に応じてさらに適した方法を模索する努力は続けたい。それは、GrapeSEEDを展開するGrapeCity社も同様の思いだろう。それぞれが競い合いながら、より良い手法が生まれてくることを願う。

 現在私たちが行っている努力の一環には、2-3歳児向けのカリキュラムの開発と実践、Reggio Emilia市で行われている教育活動に触発されて行っている活動、小学生以降のケンブリッジ英検に対応できるカリキュラムの開発と実践などがある。また、これまで日本語でしかなかった指導計画案が、教員同士の議論を経ながら日英併記に改訂されていくのをみているのは、頼もしいし、愉しい。

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