2018/05/09
『Who We Are?』〜中間報告〜
テーマ『Who We Are?』
<年少>「自分の好きなものってなんだろう?」
年少では、「自分の好きなものってなんだろう?」と自分について考えたり、知ったりする活動を行いました。初めて過ごす集団生活の中で、家族以外の人に自分の思いを伝えるということは、年少児にとっては大変なことなのです。
「みんなの好きな色って何?」と問い掛けると、「赤!青!ピンク!」とたくさんの発言がありました。「じゃあ、真っ白なクレヨンを好きな色に塗ってあげよう!」と、クレパスの使い方の確認をしながら画用紙で作った白いクレヨンに色を塗っていきました。
出来上がった作品をクラスに掲示することで、「同じ色!」と友達の好きな色にも目を向け、違いがあることに気がついている子もいました。
まずは自分の好きなことについて考え、表現してみる。
その思いを伝える中で、友達の好きなものに目を向け、共通点や違いを見つけていきます。
今月後半に行う親子遠足では動物園に行き、「自分の好きな動物」について考え、みんなに向けて発表を行います。どのような発見や気づきが子ども達から聞かれるのか楽しみです。
<年中>「一緒!」共感からの自分の居場所
新しいクラスの友達のことを知ると共に、自分のことを知ってもらう為に自己紹介の活動が始まりました。まずはみんなの顔が見えるように座り、好きな食べ物や動物等を紹介しました。
一人一人の紹介が終わるごとに「同じ〜が好きな人?」とみんなに問いかけると「はーい!」と元気に手があがりました。初めは緊張していた子たちの表情も緩み、友達が共感してくれることで嬉しそうな表情を覗かせていました。
ゲームのようにして自己紹介を行うこともありました。音楽に合わせて人形を回し、音楽が止まった時に人形を持っていた子が好きなものを発表します。
友達の話をよく聞き、自ら「一緒!」と共感する子が増えていきました。
「〜’s Favorite things」親子遠足へ向けて
さらに「〜’s Favorite things」というテーマで、これまで言葉で伝えてきた好きなものを自由に絵や文字で表現し、自己紹介カードを作りました。真っ白だった紙は、あっという間にみんなの好きなもので溢れました。視覚化したことで、朝の支度をしている時やお弁当を食べている時等に自己紹介カードを見ながらお喋りをする姿もありました。
日々の活動を通して新しい友達に親しみを持ち、進級後のクラスの一員として過ごすことにも慣れてきました。
今月実施する親子遠足では、クラスの枠を超えてのレクリエーションを予定しています。好きなものを友達にインタビューし、交流を図ります。
<年長>「みんなでやろうよ!」自己発信へ
年長ではまず、自分について知るきっかけとして自己紹介カードに取り組みました。自分の好きなものを絵や文字で表現するとともになぜそれが好きなのか理由も考え、カードに書いていきます。好きなものが次々と思い浮かぶ子もいれば、何にしようか悩む子、なかなか思いつかない子等様々な子どもたちの姿が見られました。
その後、書いた内容についてみんなの前で発表し、保育室に掲示しました。いつでも見えるところにあるため、「○○ちゃんは僕と同じで〜が好きなのか」と友達との共通点に気づき、新しい関係を築くきっかけとなりました。また、自分の好きな遊びについても紹介し、その遊びにクラスで取り組んでいます。自分の好きな遊びを通して改めて自分について知り、友達の好きな遊びを体験することで新しい遊びと友達について知るきっかけとなっています。
また、発表の経験を重ねていくにつれ、子どもたちから「〜がしたい」と発言する姿が増えてきました。その際、「じゃあその為にはどうしたら良いのか?」と子どもたちに問いかけるとやりたい事について家庭で調べ、積極的に発表し「みんなでやろうよ!」と提案する姿が見られてきています。