あの人が考える教育とは?
04まずは大人が勉強する姿勢を見せよう
栗原学園 谷澤理事長 栗原学園グループ理事長。 ミュージシャン エリック・ジェイコブセンさん 子供向け番組やコンサート実施など教育分野で活躍中。

20年以上に渡り、教育を楽しみながら学ぶエデュテイメント(教育エンターテイメント)の 世界で活躍されているエリック・ジェイコブセンさん。
ミュージシャンという肩書を持ちながらも、教育番組への出演や英語による親子向けコンサートの開催など、 教育の分野で注目を集めています。
今回は、やまた幼稚園でファミリーコンサートを終えたばかりのエリックさんに、
栗原学園 谷澤理事長が外国語を習得するヒケツを探っていきます。

04 まずは大人が勉強する姿勢を見せよう

谷澤
エリックさんからすれば、ほとんどのアメリカの方は英語で話すし、それがグローバルな言葉だと思っている方が多いと思うんですけど、そんなアメリカの方から見て本当はこうなんじゃないかと思うことってありますか?
エリック
アメリカ人は自分たちの言葉が国際語って思っているし、外国語っていうもの自体を考えない人も多いよね。
だから、アメリカ以外にいろんな国があるっていうのは意識して欲しいかな。日本は島国で、まわりにいっぱい国があるから外国語の大事さを考えると思うけど、アメリカ人も外国語の大事さをもっと考えた方が良いよね。
谷澤
私は日米両政府から奨学金をもらって留学していたので、そういう点ではこれからも日米の懸け橋になれたらいいなと思っています。
だから今日は日米の懸け橋になって活躍されているエリックさんにお会いできてすごくうれしいです。
エリック
そう言ってくれて、ありがとう!最後に、ひとつ聞いてもいい?
谷澤
何でも聞いてください。
エリック
やまた幼稚園ではリトミックも教えているけど、英語とリトミックに力を入れているのはどうして?
英語とリトミックには何か関係があるのかな?
谷澤
私たちが力を入れているのは、必ずしもリトミックだけではないんですよ。
大事にしているのは、日常的に接している先生が子供に教えるということ。
リトミックだと専門の先生が子供に教えていたりするけど、やまた幼稚園では専門の先生が幼稚園の先生に教え方を教えるということをしています。
専門の先生から子供が直接教えてもらうような場合だと、週に一回や一年に一回なんてこともあるんです。
先程の「繰り返し」にも通じる話ですけど、子供に普段接している幼稚園や保育園の先生が、繰り返しリトミックを子供に教えるというのがとても重要だと思っています。
英語にしても同じで、あまり英語が得意ではない先生は、休憩時間に一生懸命NHKのラジオ番組で英語を勉強しています。
先生自身が英語を勉強する、お母さんやお父さんが英語を勉強する、そういう姿勢を見せることがとても大切じゃないかなと思います。
やまた幼稚園ではそういうことを大事にしていますね。
 
エリック
 
それはとても大事だし、良いことだと僕も思います。
谷澤
それでは、最後は会場にいる方の質問にエリックさんに答えてもらいましょう。
 
エリック
どうぞ、何でも質問してください!
お客さま
私は英語を話すことができないんですが、どうしたら英語を話せるようになりますか?
エリック
僕も初めて日本に来たときは、日本語を話せなかったよ。
まわりに英語を話せる人がいなかったのもあったけどね。
そんな時に助かったのは、仲の良いブラスバンド部の友達が作った曲とか好きなフォークソングを日本語で丸暗記していたんだ。
何を歌っているのか意味はわからなかったけど、とりあえず好きな音楽を歌えたのは良かったね。
その後しばらく経ってから、歌の中の日本語がちょくちょく出てくることがあって、他の角度から聞くことによって発音的にも意味的にも理解できてすごく役に立ったよ。
自分がミュージシャンだからかもしれないけど、音楽はとても役に立つと思う。
音楽が好きなら、何か英語の曲を歌えるようになるといいんじゃないかな?
谷澤
もっとエリックさんと話したいところですが、どうやら時間みたいですね。
今日はありがとうございました。
エリック
Thank you so much!

ミュージシャン エリック・ジェイコブセンさん

アメリカ·ニューヨーク州生まれ。マサチューセッツ州ウィリアムズタウンの豊かな自然の中で育ち、17歳で山梨県に交換留学生として1 年間在籍。その後、コロラド州立大学にて日本語学と日本文学を専攻する。
20年以上にわたりエデュテインメント(= 教育エンターテイメント)の世界を中心にTV 番組、子供英語教材(CD/DVD など)などへ向けて多くの曲を送りだし、作詞作曲活動、TV 番組出演、番組制作、コマーシャル、英語教材開発など多岐にわたる活動をしている。 NHKの教育番組には1998年~2017年まで19年に渡って出演。今も日本各地に出向いて子ども向けコンサートを実施、英語の自然なリズムを生かした曲作り、言葉を巧みにあやつる詩的センスには子どもやお母さん、お父さんを中心に多くのファンをもつ。