やまた幼稚園

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2019/01/08

How the world works?

〜テーマ〜

9〜11月は「How the world works?(世界はどのような仕組みになっているのか)」という教科の枠を超えたテーマのもと、活動を進めていきます。

このテーマでは、各学年で以下の中心的アイデアを元に活動し、探究を進めていきます。

年少

街や仕事など、自分の身の回りの環境を知る

年中

時代の流れと共に、身の回りのものは変化していることを知る

年長

人間が動物に与える影響について探究し、動物と人間のより良い関わり方を学ぶ

 

活動を通して

・『Reflective 振り返りができる人』

・『Thinkers 考える人』

・『Open-minded 心を開く人』

・『Inquirers 探究する人』

を育てていきます。

 

各学年で活動を進めていく過程に、実際に目で見たり触れたりする機会があることで、子どもたちの「もっと知りたい!」という気持ちはどんどん膨らんでいくことでしょう。10月に予定されている各学年の園外保育の場所は以下の通りです。

年少

都筑警察署

年中

都筑民家園

年長

横浜八景島シーパラダイス

 

〜中間報告〜

年少

遠足の日程が近づくにつれ「どこ行くの?」「動物園でしょ?」と5月の遠足を振り返り、心待ちにしている様子がありました。今回の遠足の目的地は、警察署です。子ども達に伝えると、「えぇ〜!」と目を輝かせていました。そこで事前に、おまわりさんはどんな仕事をしているのか問い掛けると「悪い人を捕まえる仕事」と声が上がり、みんなを守ってくれる仕事であることを確認しました。早速警察署に行き、事前に聞きたかった事や「これ(無線機やベスト等)はなんですか?」と気になったことを聞いてみました。どんな道具を使ってどんな仕事をしているのかを警察の方から直接話を聞くことができ、改めて警察の仕事の素晴らしさを知るとともに、たくさんの学びの機会となりました。また、市営地下鉄グリーンラインに乗って警察署まで行ったことで、警察だけではなく駅員など様々な職業、町全体まで興味関心が深まったようです。そして、1つの仕事を詳しく知れたことで、「お父さんたちはどんなことをしているのかな?」と自分の家族の仕事を知りたい、という思いにも繋がっていきました。

 

年中

まず「昔って何だろう?」という疑問が浮かびました。「今よりも前のこと」という声があがりましたが、はじめのうちはまだピンときていない子もいました。そこで赤ちゃんの頃の写真が載っているポートフォリオを見てみると、数年前の自分の姿が今とは違うことに気付きました。さらに昔に対しての興味を深める為に昔話「かにむかし」を題材に昔の家と今の家で『違い探し』をしてみました。「床や壁が違う」「◯◯がない!」等、今の家にはあるけれど昔の家にはないものがあることや、昔の家にはみんなが知らない物があることに気付き、人と同様に物にも今とは違った姿があることを知りました。昔の家の中にある物を見て、「これは何?」「何に使うの?」と更なる疑問も浮かびました。そこで実際に昔の家や物を見たり触れたりする為に都筑民家園に遠足に出かけました。現地ではガイドさんに案内をしてもらいながら、敷居やかまど、囲炉裏等、様々なものについて教えてもらいました。自分たちの目で実物を見てみることで学びが深まっています。

年長

まずは自分たちの生活、そして海や陸に棲む動物の生活について子どもたちに問いかけることから活動を始めてきました。話し合いを進めていくうちに「人間は、動物や魚も食べるね」「感謝して残さず食べなきゃね」と命を頂いて、自分たちは生きているんだと子どもたちは感じたようです。子どもたちの動物への知識を共有した後、遠足で八景島シーパラダイスへ行きました。実際に海の生き物に触れたり、観察したりという体験を通して「毛がある動物もいれば、無い動物もいる」「水槽の中に氷の模型が浮いていた」「サメが魚と同じ水槽にいるのに食べられていない!優しいサメなのかな」等、沢山の驚きや発見を得ることができました。

 

〜まとめ〜

年少

ご家族の皆さんにご協力頂き、家族の仕事について用紙にまとめて頂きました。「お父さんの仕事は〇〇です」等と仕事を発表しあったことで、「こんなことしてるんだね」「すごいね」と家族に対する誇らしさを感じると共に、世の中には様々な職業があること、た  くさんの仕事があるからこそ社会が成り立っていることを知ることができました。幼稚園周辺の建物や仕事に目を向け、街探検をしたり(詳しくは、ブログ「街と子どもたち」をご覧ください)、いつも食べている誕生会のパウンドケーキは誰が作っているのだろうという疑問が芽生えたりと、活動が深まっていきました。また勤労感謝の日の意味を知ったことで、いつも働いてくれている家族に手紙を書いたり、紙粘土でケーキやキーホルダーを作ったりして感謝の気持ちを伝えたい、と子どもたちから意見が出て、日々の感謝の気持ちを伝えることができました。遠足をきっかけに家族や身の回りの仕事に興味を持ち、それらの仕事の重要性を考えることができました。

年中

民家園への遠足を終えて、活動の振り返りを行いました。子どもたちの振り返りシートには、当日に見たり聞いたりした事の中から印象深かったものが書かれていました。遠足で高まった昔への興味を踏まえて、今とは違う昔の物の姿をさらに知るために子どもたちと一緒に『昔クイズ』に挑戦しました。見た事がないものは「これが一番古いんじゃないかな?」と想像力を働かせて考えてみる姿がありました。また、遠足からしばらく経った12月のもちつきの日。もち米を蒸すところを見学している時に「これ前に見た事あるね!」と民家園で見た釜戸を思い出す子がおり、以前の経験が根付いている事を感じました。時代の流れとともに身の回りの物は変化しているという事を実感を伴って知ることができました。今回の活動全体を通して、自分の考えたことを友達と共有する機会が数多くありましたが、それらの経験から『自信を持って自分の考えを表現すること』や『友達の考えを受け入れること』が出来るようになってきています。

年長

横浜・八景島シーパラダイスから帰った後、振り返りを行いました。分かったこと、飼育員さんと生き物たちの関わりについて文字や絵で表現するクラスもあれば、寒い海、暖かい海に分けてそれぞれの地域にどの様な生き物が住んでいるのか地図を作成するクラスもありました。振り返りをするなか「今ホッキョクグマの数は減ってきているんだよ」と話す子がいました。その話からそれぞれの地域でどんな問題があるのか環境問題について発展していき、その原因は何か子どもたちと話し合いをしました。「地球が誕生してからずっと太陽が当たり続けているから今北極や南極の氷は溶けているんだ」「ゴミを燃やす時の炎が原因だよ」等身近な所から宇宙まで考えを広げている姿がありました。「このままだと動物がいなくなっちゃう」と気づいた子どもたちに保育者から「私たちはどうしたらいい?どんなことができる?」と問いかけ、1人ずつポストイットに書き、まとめることにしました。「動物のお世話をする」「ゴミを沢山出さない」「沢山勉強をして動物を守る」「地球を冷たくする研究をする」等子どもたちの考えは様々です。この『How the World Works』の探究を通して、自分たち人間が動物やそれを取り巻く環境にどのような影響を及ぼしているのか、そして今世界が抱えている問題に対して、自分たちができることは何かを考え、学ぶことができました。

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