やまた幼稚園

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園だより

2018/12/05

心の安定を図る

2016年5月の園だよりをお伝えします。

ひと月が過ぎて

新緑の季節になりました。入園、進級からひと月ほどが経ち、初めは新しい環境に戸惑っていた子どもたちも、少しずつ園生活に慣れてきたようです。困っている年少児がいると年中長児は「どうしたの」と優しく声をかけお世話をしている姿がみられます。春の不思議をのぞきこんでいる姿もあちこちでみられます。

抱っこされることで心が育つ

朝、ティールーム前で「おはようございます」と声をかけると入園当初はお母さんの後ろに隠れてしまったり目を合わせないようにしていた園児が、最近ではこちらの様子を気にしながら、ニコッと笑ってくれたり、手をタッチしてくれるようになりました。元気に挨拶できる園児も多くなってきています。

最初の数日は「お母しゃんに会いたいの」「お母しゃん待ってる?」と泣きながら言っていた子も、抱っこしながら「お母さんに会いたいね」「待ってる待ってる、大丈夫よ」と伝えていくと少しずつ落ち着き「明日は◯◯先生と折り紙する」と気持ちを切りかえることができるようになります。大人であっても子どもであっても、側にいる人に気持ちを受け止めてもらえると安心します。

渡辺久子先生の『抱きしめてあげて 育てなおしの心育て』という著書の中に、抱っこ療法について記されています。抱っこは甘やかしと思い込んでいる方も多くいると思いますが、そうではなく心の安定につながることが書かれています。抱っこ、抱くことを英語ではholdingといい、単に身体的に抱えるだけでなく、精神的に支えること、情緒的に包むことを意味しています。もう3歳だから4歳だからといって急には色々なことはできません。ましてや新しい環境の中で、家ではできることも集団に入るとどうして良いか分からなくなってしまうこともあります。このような時は一つずつ丁寧に伝え、できることを増やしていけば自信につながっていくのです。幼児期にはたくさん抱っこをして親子で心の安定を図っていただけたらと思います(大きくなってもスキンシップは大切です)。

家庭での姿・幼稚園での姿

先日は家庭訪問にご協力いただきましてありがとうございました。現在、1件1件の記録に目を通しているところです。担任が話すお子さんの姿と家庭での姿の違いに驚かれている方もいらっしゃると思います。家ではわがままを言い放題の子が、幼稚園では素直に話を聞いていたり、反対に家ではおとなしいのに園では案外やりたい放題だったりと、いろいろです。それだけ子どもたちは一生懸命に生活をしているのです。少しでもできたことを褒めてあげてください。こうしてご家庭と園とがお子さんに対する話し合いの機会を持ち、互いの共通理解のもとで成長を見守っていくことはとても大切なことだと考えています。家庭訪問では伝えきれなかったことがある場合や、今後ご心配なことが出てきた場合は、遠慮せずご相談ください。不安を解消し、安心と信頼のもとお子さんを預けていただけるようにしていきたいと思っています。

今月は春の自然の中で、親子遠足や自然に触れる遊びを楽しみたいと思いますが、今までの緊張から体調を崩したり、疲れのでてくる季節でもあります。子どもたちが元気でいるためにも「早寝、早起き、朝ごはん」を心がけて規則正しい生活を送り、健康管理には十分な配慮をお願いいたします。

副園長 谷 玲子

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